2021/05/12 09:21

女性の体の健康や不調には大きく分けて6つの原因があります

「血の不足」・「血の滞り」・「気の不足」・「気の滞り」「水分不足」です。

今回は「血の滞り」と「気の滞り」に大きく関係している《肝 かん》について紹介します。


「肝」とは何?


現代医学の肝臓、自律神経、運動神経、視覚機能を含み、血液量の調整や代謝をコントロールし、気・血の巡りを良くして自律神経を安定させています。

また、関節、筋肉に栄養をとどけスムーズに動ける体にもしています。

気・血を身体中に巡らせる「肝」が傷ついたり、弱ったりすることで様々な不調がおこります。



気が滞ることでおこる症状


✅イライラ

✅怒りっぽい

✅憂鬱

✅頭痛

✅ガス溜まりでお腹が張る

✅乳房の張り      …などなど

※頭痛やお腹の張りなどの痛みは、

 あちこちに部位が変わるのが特徴

女性の場合、「生理前」と「排卵期」に気の巡りがいつもと変わります。

そのため「肝」が弱っていたり、傷ついていると

上記の様な症状が、その期間に特にでてきます。

いわゆるPMSですね。

血の滞りでおこる症状


✅肩こりなどのしつこい痛み

✅顔色のくすみ

✅シミ・そばかす

✅目の下のクマ  …などなど


※肩こりなどの痛みはしつこくずっと同じ場所が痛むのが特徴です。


肝が弱り、気・血を長期間巡らすことができず、PMSという体からのサインを見逃して放置をすると、子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣嚢腫などの病気を引き起こす可能性があります。


自分の体からのメッセージを受け取り、

肝を傷つけない、弱らせない事がPMSの改善

さらにはその先にある病気の予防にもつながります。


肝を傷つけ弱らせる行動


✅氷水が好き

✅アイスクリームや食後のデザートに目がない

✅生野菜やサラダが好きでよく食べる

✅スムージーを良く飲む

✅夏でも冷房で体が冷えている

✅夜はシャワーだけで終わらせる

✅薄着だ

✅運動不足だ

✅同じ姿勢でいることが多い

✅お酒を飲む量が多い

✅スケジュールが詰まっている

✅仕事の量が多い

✅ほっと一息する時間がとれない

✅ストレスを溜めがち

✅完璧に物事を進めたいと思う  …などなど


1番はストレスからのイライラや怒りの感情に「肝」は傷つき弱っていきます。

自分の時間を作り、予定を詰め込みすぎないようにしましょう。


特に、生理前の体はいつもと違い子宮が頑張っています。気の滞り、血の滞りがおきやすい時期なのです。

いつもより時間や心にゆとりを持てるように過ごしましょう。


また、冷えも肝を傷つけていきます。

サラダは体に良いと思い、冷えた生野菜を沢山食べている人を沢山見かけますが、肝を弱らせる原因になります。

冷え性の方やPMSの方、偏頭痛や肩こり、お腹のガスなど、気になる症状がある方は控えた方がいいでしょう。

アイスクリームやお菓子などの甘味のあるものも体を冷やします。

刺激のつよい辛いもの、塩分の濃いものも「肝」を傷つけていきます。食べすぎは気をつけましょう。



「肝」が弱ると

 「腎」が傷つきます。


腎と子宮と老化について


さらにPMSを悪化させ、老化を加速させることになります。肝を傷つけないことが鍵ですね。


肝に良い食べ物


酸味のあるオレンジグレープフルーツなどの柑橘系フルーツ。

香りのある野菜

(パクチー、セロリ、ミツバ、しそ…など)


ちなみに、私のPMSの多くは「気の滞り」からきています。

1番大きな症状ではガンガンと痛む場所が日によって変わっていく頭痛です。


皆さんは当てはまるところありましたか?