2022/03/13 00:45


たまには、『子宮』について…
つらつらと語ってみましょう。



最近は「子宮ケア」や「膣ケア」など、SNSでもよく見かけるくらい女性ならではのケアがブームになっていますが、ブームになる前からそもそも一番ケアをしなくてはいけない場所なんです。



子宮が不健康なことで起こること


✅慢性的な疲れ

✅ダルい体

✅太りやすい・むくみ

✅老化・皮膚のたるみ

✅不眠・めまい・日中眠い

✅落ち込み・不安症・イライラ

✅食欲不振・過食

✅頭痛・肩こり・腰痛

✅歪み・下半身太り・内臓下垂

✅月経不順・月経痛・月経過多・PMS

✅不妊・流産・子宮疾患  

✅更年期障害       …などなど


軽くあげただけでも沢山でてきます。



一見、子宮とは関係なさそうな「太りやすい」などの症状も子宮ととても関係があります。

ゆっくり話していきましょう。




学生時代の性教育では「子宮は子供を育てる場所」と習います。

もちろん、その通りです。



一つの命が子宮の中で10ヶ月の間過ごし、成長をしていくところです。

ものすごい場所ですよ。

生命が育つ場所が、私たち女性のお腹の中にいつもあるんです。

それだけでも、体に影響がないわけないですよね!



そんな凄いことをしている子宮ですが…


そもそも、子宮って何でできている?


子宮は実は『筋肉組織』でできています。


腕とか肩とか太ももとかにあるヤツです。

そんな皮膚と一緒のようなイメージを持ってもらったらわかりやすいと思います。


そんな丸い筋肉組織が、お腹の中の空洞に「腱」で繋がれて、プカプカと浮いています。


木に繋がれたハンモックをイメージしてみてください。



だから、子宮はお腹の中の空洞で、自由に傾いたり、揺れたりできます。


なんとなく想像できますか?




では、そんな子宮が体の不調にどのように繋がっていくのか…




先程も書きましたが、子宮は筋肉組織です。



例えば…


寒い時、肩をすくめたりしませんか?


緊張している時、手をギュッと握って、奥歯を噛み締めていませんか?


嫌なことがあった時、頭がダランと垂れて丸い背中になってませんか?


同じ姿勢でいると辛くないですか?

体にクセができたり、筋力不足になったり…


加齢と筋肉量の低下で頬がたるんでいませんか?


代謝が悪くむくんでいませんか?


上記のようなことは、子宮にも起こっています。

なぜなら子宮は筋肉組織だからです。



ストレスや緊張が続けば、体は硬くなります。

それは子宮も一緒です。

代謝が悪ければ、子宮もむくみます。

姿勢にクセがあれば、子宮の位置にもクセがでます。




さらに!

本来、子宮はプカプカと浮いている組織です。


それが、子宮自身が硬くなり、自由に動くはずのところが一定の場所で固定されていたらどうでしょう?


しかも!!その場所が本来の子宮がいる居心地の良い場所でなかったとしたら…



別の場所や向きで、がんじがらめになって固定され、身体中が凝っている子宮…

可哀想で仕方ありませんね。


子宮を労わりたくなってきましたか?




不健康な子宮の状態とは…


✅硬くなっている

✅冷たい

✅むくみ・たるんでいる

✅ハリ・弾力がない

✅位置が下がっている

✅位置が後ろの方(前の方)にある

✅位置がズレている


自分の子宮は今どんな状態でいるのでしょうか?

子宮は体の中にあるので開いて見ることはできません。

ただ、一番初めに書いた「子宮が不健康なことで起こること」に当てはまることがあれば、子宮の状態が悪い可能性が高いです。




では!!

どのようにそんな子宮の不健康な状態が体やマインドの不調に影響するのか?




まずは体の仕組みから…


私たちの体は「気・水・血」でできています。



・「気」とは…


「気」とはエネルギーのことです。

よく「気分が良い」とか言ったりしますよね。

それが「気」です。

その「気」が必要なだけ体の中にあり、体中をしっかり巡り、必要なところに届いている状態が健康な状態になります。

体の重さ、ダルさ、やる気のなさ、食欲不振、イライラ、憂鬱…などの症状は「気」と関係があります。


・「水」とは…

「水」とは体液のことです。

私たちの体の中は60%以上が「水」です。

足りなくても、ありすぎても、循環していなくても、体に不調がでてきます。


・「血」とは…

血液のことです。

女性の体は月経があるように血液と深く関係しています。血液が足りなければ生きていけないし、循環せずにドロドロになっていては元も子もありません。





では、子宮の状態とどのように関係しているのか?



先程も、ずっと書いてますが『子宮は筋肉組織』です。

硬くなれば、その周りの血流や気の巡りが悪くなります。それは肩こりなどの原理と一緒です。



特に子宮は上半身と下半身を結ぶ股関節や骨盤などの大切な位置に存在しています。


そこの血流が悪くなることは、体全体の血流を悪くし、冷えを引き起こします。

冷えは内臓機能を低下させます。内臓は熱を利用して動いているからです。


内臓機能の低下は、さらに代謝を悪くし、運動していても痩せにくい体を作っていきます。

水分代謝も、もちろん悪くなるのでむくみやすくなり、下半身太りにも繋がります。


長期にわたり、子宮が硬まって、癖のある位置にあることは、骨盤の歪みにも繋がり、体の歪み、姿勢の癖を悪化させていきます。


癖のある体で、自己流の筋トレはさらに癖を悪化する可能性が高いので危険です。


また、子宮がたるんで位置が下がっていることは、内臓下垂も引き起こします。
ポッコリお腹は、子宮の位置が下がっているという目に見えるサインです。



その状態は、さらに気の巡り、血の巡りを悪くしていきます。


巡りが悪いということは、古い血液が留まり、欲しいところに血液が来ないというわけです。

気の巡りも一緒です。


気の巡りは特に、イライラ、憂鬱など心の不調に大きく関係しています。


その状態を長期にわたり放置していることは、病気や不調の発症に繋がるのはもうわかってきたと思います。


では… どのようにケアをしたら良いのか?


↑↑↑子宮ケアその①です☺️