2021/12/17 15:35
今回は
《ピッタ》についてのお話です。
アーユルベーダでは全ての事柄を3つのドーシャに分けて考えます。
《ピッタ》は
「火と水」の性質のドーシャです。

ドーシャ診断でピッタ体質の方(ピッタの割合が1番多い方)は《ピッタ》が増えやすい(憎悪)性質ということになります。
また、サブドーシャ(2番目に多い)が《ピッタ》で、メインドーシャ(1番目に多い)とそんなに差がない方も、季節や生活習慣によって《ピッタ》が増えやすくなります。
ピッタの性質
ピッタは「火」と「水」からなっています。
「火」は、熱い・鋭い・刺激は特にピッタを象徴する体質です。

✅チャレンジ精神
✅情熱的
✅完璧主義
✅リーダーシップ
✅賢く進める
✅高級思考
✅高い知性
✅食欲旺盛
✅汗かき
✅日焼けしやすい
✅暑さに弱い …など
ピッタが憎悪しバランスが崩れる季節や行動
ピッタ体質や、そうでない方も、日々の生活でもちろんバランスを崩します。
✅夏の季節
✅暑い日の外での活動
✅長時間のサウナや湯船
✅計算したり頭を長時間使う
✅長時間のテレビ鑑賞
✅刺激的な映画を沢山見る
✅プレッシャーがある生活
✅時間に追われる日々
✅忙しい仕事
✅暴飲暴食
✅夜ふかし
✅遅い時間の夕食
✅口論やケンカ …など
私も営業職時代、今思えばピッタが憎悪していた症状がでていました。
遅い食事に残業が当たり前の毎日。
獲得数字のことで頭をいっぱいにし、計算して言葉を使う…。
濃い味付けを好み、飲み会も多かったですね😅😅
ピッタが増えることしかしていませんでした。
案の定、頬に赤いニキビができていましたよ😅
ピッタが憎悪しバランスを崩す食べ物
ピッタの味は「塩味・辛味・酸味」
味が濃くて、刺激的で、酸っぱいものはピッタを象徴する味です。
食べ過ぎるとピッタが憎悪します。
✅塩分の高い食事
✅辛い物
✅揚げ物
✅アルコール
✅コーヒー
✅柑橘類
✅発酵食品
✅卵
✅肉
✅玉ねぎ
✅ニンニク …など

飲み会などで食べるおつまみはだいたいが塩分が高く揚げ物も多いです。
たっぷり飲んで、食べて、〆にラーメンときたらピッタが憎悪するしかありませんね😅
ちなみに、私はニンニクが大好きでニンニクを毎食食べていたらピッタが憎悪し「口内炎」が出来ました。
ピッタが増える時間帯
✅10:00-14:00
✅22:00-2:00
お昼のピッタタイムは1日のうちで一番消化力が上がる時間帯です。
この時間に食べる食事はだいたいのものはしっかり消化されます。
夜のピッタタイムはアンチエイジの時間です。
お肌のターンオーバーや成長ホルモンの時間になるので、しっかり胃腸を休めて疲労回復にエネルギーをまわします。

ピッタの乱れ診断
✅目の充血
✅赤いニキビ・湿疹・しみ
✅黄色い肌(顔・手のひら)
✅寝汗・火照り・多汗症
✅喉に乾き
✅口内炎
✅口臭・体臭
✅イライラ・口論・許せない
✅攻撃的・支配的
✅完璧主義
✅自分を追い詰める
✅競争社会
✅夜中に起きる・睡眠障害
✅胸焼け・胃酸・内臓の炎症
✅高血圧・肝臓病・腫瘍 …など

上記のような症状があったら、ピッタが憎悪して乱れています。生活習慣や食事を見直しましょう。
文字通り「炎症」とはピッタの乱れでおこります。
ピッタを整える生活や食事
まずは、ピッタの味「塩味・辛味・酸味」を避け、反対の性質の「甘味・苦味・渋味」をとるようにし、加工品はさけます。
刺激を好みがちですが「匂いのキツイもの」も避けた方が良いでしょう。

また、頭に血がのぼりやすいので常に平和な環境で食事をします。
効率よく行動したいピッタですが、時間がないからと食べ歩きや立って食べることもやめましょう。
熱いお風呂はやめて、冷たいシャワーをあびるか、38度以下の湯船につかります。
ココナッツは冷性の食べ物です。積極的に取り入れ、マッサージオイルとしても使います。
ゆっくりと自分を見つめる時間、リラックスミュージックや自然のある場所に身を置くことも大切です。